AIO対策完全マニュアル:AIO全タスク一覧【2026年版】

AIO対策完全マニュアルでは、AIO初心者の方を対象に、AIOの内部対策と外部対策、評価方法の三点について解説しています。
この記事を読むことで、断片的に理解しがちなAIO対策の全体像を理解することができます。また、実務でそのままご利用いただけます。
AIO完全マニュアルの使い方
必ずしも掲載順に行う必要はありませんが、初めてAIO対策を行う場合は、内部対策(設定)、外部対策(発信)、評価の順に行った方がいいでしょう。

すでにAIO対策をしている方も、確認のため全項目に一度目を通しておいてください。
AIO内部対策
AIO内部対策とは、AIがWebサイトを正しく理解できるようにサイトやコンテンツを設定することです。
それによって、サイトがAIに引用されやすくなります。
SEOと共通の部分と、AIOで新しく登場した部分の両方があります。
サイト構造の最適化
サイト構造の最適化とは「HTMLを正しく使うことで、AIが理解しやすいサイト構造にすること」です。
階層構造を正しく使う
h1タグ(見出し1)の中にh2タグ(見出し2)があり・・という階層構造を守るようにしましょう。
HTMLの基本ですが、階層構造にすることで、それぞれの要素の関連性や重要度をAIが正しく判断できるようになります。
セマンティックタグを使う
また、同様の理由で<section>や<side>といったセマンティックタグを正しく使うようにしましょう。
| セマンティックタグ | 役割 |
|---|---|
| <header> | ヘッダー |
| <main> | メインとなるコンテンツ |
| <navi> | メニューなどのナビゲーション |
| <section> | 本文内のまとまり |
| <article> | 独立した記事 |
| <aside> | サイドにあるコンテンツ |
| <footer> | フッター |
DIVタグだけで構成している既存のページは、コードをAIに投げて、セマンティックタグに変換してもらいましょう。
その際、各IDやクラスの意味を伝えてCSSとの整合性に気をつけてください。

定義を明確に書く
AIは「〜は〜である」とか「〜とは〜を指す」といった明確な定義表現を好みます。
AIO(AI Optimization)とは、
AI検索において自サイトを引用させるための最適化手法を指す。
特にChatGPTやGemini、Perplexityでは、こうした定義を明確にした表現を引用する傾向があるようです。
このとき
- 余計な修飾表現を入れない
- 一文は息継ぎせず読める長さにする
- なるべく言い切る
ことが大切です。
文末は「~です」「~と言われている」のように言い切る方がいいです。
また「無くても意味が正しく通る余計な表現」は削除しましょう。

セクション冒頭で結論を書く
AIは、セクション(見出し+段落のセット)冒頭部分から引用する傾向があります。
特に次の二カ所の「冒頭」は重要です。
本文の冒頭
記事タイトル直後の最初の段落に、全体の要約を入れます。これはAIO対策ではよく知られた手法です。
最初の段落で、
- 誰を対象としているのか
- 何について書かれているのか
- 読むと何が得られるのか
等に触れるといいでしょう。

見出し2+段落
全ての見出し2に設定する必要はありませんが
- AIO対策とは
- なぜschema.orgが必要なのか
のような見出しをつけた場合は、最初の段落で結論に触れます。
先に述べた「定義を明確に書く」を忘れずに使いましょう。
この「AIO対策とは」のような見出しを、私は「定義見出し」と呼んでいます。
この定義見出しは、AIが定義を好むという性質と相まって、AIの引用率を上げると言われています。

引用可能な段落サイズは最大150文字まで
AIは、だいたい80文字から220文字を引用します。
しかし、下のサンプルの通り、200文字でもかなりの長さです。
引用させたいからと言って、220文字の段落を作るのは現実的ではありません。
最近のAIOは、従来のSEOのように検索順位を上げることよりも、AIの回答に引用されることを重視する傾向が強まっている。特にChatGPTやGeminiなどのAI検索が普及し、ユーザーが検索エンジンを使う頻度は減少している。こうした変化により、コンテンツには一次情報、明確な定義、構造化された文章など、AIが理解しやすい形式が求められている。結果的に、SEOからAIOへと最適化の対象が拡大している。
AIに引用させたい段落の文字数は、最大でも150文字までがいいでしょう。
リストや表を使う
長文になりそうなら、リストや表にした方が良いか考えましょう。
リストや表はAIにとっても処理しやすい構造だからです。
実際、AIの回答にはリストや表が出てくることが珍しくありません。
下はGeminiに個人事業主と法人の税金について聞いたときのものです。
法人にした場合と個人事業主とでは、税金面でどちらが有利かまとめて。
特に表にしてほしいとか、リストを指定したわけでもありませんが作ってくれました。
1セクション1トピックの原則
見出しの下の段落で、複数のトピックを扱うのは避けましょう。
複数のトピックになりそうな場合は、見出しを作って分けてください。

llms.txtの設定
llms.txtとは、どのようなコンテンツがあるかを、AIに正確に伝えるテキストファイルです。
「エルエルエムズ・テキスト」と読みます。
設定方法
通常のWebサイトの場合
AIで作るのが一番簡単です。詳しくは下の記事をご覧ください。
WordPressサイトの場合
プラグインを使います。AIO対策ドットコムの場合は「Website LLMs.txt」を使っています。

llms.txtはコンテンツの内容を伝えるものなので、コンテンツに変更があれば、その都度アップデートする必要があります。
WordPressの場合はプラグインが自動的にやってくれますが、通常のWebサイトの場合は手動で行う必要があります。

schema.orgの設定
schema.orgは、AIに対して「ページに書いてある内容の意味」を正確に伝えるための構造化データのことです。
schema.orgは「スキーマ・ドットオーグ」と読みますが、一般的には「スキーマ」と呼ばれています。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Product",
"name": "高性能ノートパソコン",
"description": "軽量で高性能な14インチノートパソコン",
"brand": { "@type": "Brand", "name": "TechBrand" },
"offers": {
"@type": "Offer",
"priceCurrency": "JPY",
"price": "128000",
"availability": "https://schema.org/InStock"
}
}
</script>llms.txtとschema.orgの違い
llms.txtはサイトに一つですが、schema.orgは各ページのヘッダーに入れる必要があります。


設定方法は上の記事をご覧ください。

著者情報を入れる
これは、上記のschema.orgが設定されていれば問題ありません。
schema.org+下のようなHTMLベースの著者情報でOKです。
著者情報が重視されるのは、AIが実在性を見るためです。
E-E-A-Tが重視されているからでもあります。

AIO外部対策
外部対策とは、コンテンツ発信のことです。
本来、コンテンツは人間に読んでもらうことを目的に発信します、AIO対策においては「AIから評価され、引用されること」を目的とします。
一次情報の発信
一次情報は「オリジナルの情報」と言い換えてもいいでしょう。
- 独自に調べた結果
- 実際に制作したもの(制作プロセス)
- 実際に行った(会った)経験
AIは回答を生成する際、こうした「本物の情報・体験」を重視します。
AI時代の今だからこそ「誰でもAIで簡単に作れるコンテンツ」ではなく、実際の体験や実体がある発信が価値を持ちます。

何より、一次情報の発信はE-E-A-Tの根幹を成すものです。
E-E-A-TはSEO時代(2022年)からありますが、AIOでも非常に重要です。
GoogleがWebサイトの品質を評価するために定めた評価基準のこと。
E-E-A-Tは、重視する次の4つの評価軸の頭文字をつなげたもの。
E:Experience(経験):発信者に豊富な経験があるか
E:Expertise(専門性):発信者持つ専門知識・技術はどの程度か
A:Authoritativeness(権威性):Webサイトがどの程度、認知されているか
T:Trustworthiness(信頼性):サイトや発信者が信頼できるか(正確性、安全性)
二次情報の発信
二次情報とは、他者が作った一次情報を元にした情報のことです。第三者の発信のまとめ記事などがそれに当たります。

全てのコンテンツを一次情報だけで作るのが難しいことも多いでしょう。
そういった場合は二次情報も併せて発信します。
二次情報発信の注意点
出典の明記
必ず出典を明記してください。
一次情報を重視するAIは、出典があることで「これは実在する一次情報をもとに書かれたものだ」と評価するのです。
引用元をよく見る
内容を誤解したり、間違えて解説しないようにしましょう。
タイトルだけ見て判断しないことが大切です。
自分の意見・体験を入れる
自分の意見や体験がないと、独自のコンテンツとして評価されません。
画像の最適化
画像形式はWebPに統一する
特別な理由がない限り、画像は全てWebP(ウェッピー)にしてください。
Googleが開発した画像形式で、それまでのJPEGやPNGなどよりも高い圧縮率を持つ。画質を維持したままデータサイズを下げることができる。
透明な背景やアニメーションにも対応している。
また、データサイズは100KB未満にしてください。
下は、この記事のカバー画像を作成したときのAffinityの画面です。

最も大きいカバー画像でも、以下の設定で書き出すと、データサイズは60KBから90KBに収まります。
| 項目 | サイズ |
|---|---|
| 幅 | 1200px |
| 高さ | 645px |
| 画像形式 | WEBP(高画質) |
WebPに変換するツール
Webp Converter
PNGやJPEGをWebPにするときに使ってます。Windowsアプリですが、これ以外にもWebp Converterで検索すれば、数多くのツールがヒットします。

waifu2x-caffe
ずいぶん昔からお世話になってます。
サイズと画像形式を同時に変換できることと、拡大しても画質が落ちないので重宝しています。
waifu2x-caffe【窓の杜】

Tinypng
WebPのデータサイズを下げたいときに利用。Tinypng

AIOの評価とレビュー
ここでは「AIO対策の状況を評価してほしい」と言われたとき、何をすればいいかをまとめました。
内部対策の確認
最初に内部対策が設定できているか確認します。
なお、あなたが設定していない(担当者が別にいる)等の場合は、どのように設定したのか事前に確認しておくとスムーズでしょう。
直接確認する
llms.txtの確認
URL+/llms.txtで直接確認できます。例えばAIO対策ドットコムの場合はhttps://aiotaisaku.com/llms.txt
になります。

WordPressを使っている場合は、設定しているプラグインも確認しておきましょう。
AIO対策ドットコムの場合は「Website LLMs.txt」を使っています。

AIを使って確認する
下はGeminiを使って、AIO対策ドットコムのllms.txtとschema.orgを確認したときのものです。

他にも、いろいろアドバイスしてくれたので、良かったら下のプロンプトを参考に作ってみてください。
。
このサイトのllms.txtとschema.orgが正しく設定されているかチェックしてください。
また、他にも技術的に必要なものがあればアドバイスしてください。GA4でAIからの流入を確認する
Googleアナリティクスを使って、AIからの流入しているか確認しましょう。
具体的な手順は、以下の記事を参照してもらえればと思いますが、GA4ではAIからの流入を完全に把握することはできません。

GA4で分かることは
- ブラウザからのAI流入(アクティブユーザー数、PV数など)
- それらが、どのページを見ているか(ランディングページ)
になります。

ChatGPTやClaudeなどのアプリからの流入は、ブックマークや履歴からの流入と共に「Direct」というカテゴリーにまとめられてしまいます。
レポートへ入れるデータ
GA4の内容でレポートに入れるものは、特に決まりが無ければ、次の二点が入っていれば良いかと思います。
1.どのAIから、どのページに流入しているかの情報

先にも述べた通り、ブラウザ経由のAI流入のみになりますが、どのAIからどこにランディングしているかが分かります。
2.DirectとブラウザからのAI流入の比較

アプリからの流入が含まれている(と思われる)Direct流入も併せて出したい場合は、GA4の探索のグラフを表示する方法もあります。
こちらも詳しいことは「GA4でAI流入を計測する全ステップ+DirectのAI流入を推測する方法」をご覧いただければと思います。
ページスピードの確認
PageSpeed Insightsで読み込み速度を計測します。
4つある項目の全てで90点以上の合格点をとる必要はありませんが、ページスピードにかかわる「パフォーマンス」が50点未満(赤色)の場合は、画像サイズの削減などを検討された方がいいでしょう。

AIOツールを使った評価
多くのAIOツールがリリースされています。
一部無料で使えるサービスもあるので、検討されてもいいでしょう。

AIOツールの注意点
AIOツールを使う上では、現時点では次のような点に注意が必要です。
- 各ツールの指標は、ツール独自のもので互換性がない
- AIが対象という特性からか「正確な数値」が得られないことも多い
- 機能が過剰
AIOツールも、まだ発展途上にあります。
Googleアナリティクスのようなつもりで使うと、現時点では期待外れに終わるでしょう。
各サービスが機能競争に励むあまり「どう使えばよいか分からないデータ」でダッシュボードが溢れているきらいがあります。
課金される場合は、月単位にして、様子を見られることをお勧めします。
AIOツールが必要なケース
競合他社との比較には欠かせないと思いました。
同じツールの中で比較することで、自社の位置を相対的に把握することができます。







